Sのつれづれ日記

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ハリーとロンとハーマイオニー、ヤンとラップジェシカ

 「銀河英雄伝説」と「ハリー・ポッター」の比較なんて誰もしないだろうから、私が主要三キャラの比較でもしてみたい。

 実は、ジェシカ(すれ違う男の半数は振り向くほどの美しさ、とある。金髪、淡いグリーンの瞳)もラップも早々に死んでしまうから主要キャラではないのだが、ハリーたちとの共通項は「男二人に女一人」という点と、三人組の中の女性キャラが主人公であるヤンやハリーでなく、もう一人の男とくっついてしまう(ハリー・ポッターの場合「くっつきそう」な段階だが)点。だが、ジェシカはジャン・ロベール・ラップ少佐(死後大佐に昇進)と婚約するけど、この三人を中心に描かれた「新たなる戦いの序曲(オーヴァチュア)」にあるように、ヤンとダンス(ハンガリー舞曲の第6番だった。ヤンはジェシカの足を踏んでしまうが、この人は風雅とは程遠いからな・・・)を踊ってるとき思わず涙してヤンの胸にもたれてしまう。ヤンのことを本当は好きだったのだろう。一方のヤンは臆病から本心を打ち明けることなく、またラップを親友として大事に思っているから、「こいつはいい奴なんだ。幸せになれるよ」などというのである。ラップもわかっていて酔いつぶれて無人カーでジェシカと一緒に帰るとき思わず「ヤン、すまんな・・・」とか口に出てしまうのだ。それを聞いてジェシカはラップとの結婚を微笑んで受け入れるわけだが・・・
 後輩アッテンボローがヤンとジェシカの関係について「まあ、あの二人が付き合っているといわれても違和感はなかったね。恋人というより仲のよい友達、という感じではあったがね」といっている。ヤンとラップは士官学校在学中に事務官の娘であるジェシカ・エドワーズと知り合った。ラップとヤンは戦史研究科に在籍していたのだが、予算削減のあおりで戦史研究科は廃止されることになり、学年首席のマルコム・ワイドボーンを戦術シミュレーションで破ったことのあるヤンは戦略研究科への転向を余儀なくされるが、戦史研究科存続をもとめてラップとジェシカと組んで活動したらしい。「屋敷しもべ妖精」の人権のために立ち上がったハーマイオニーの行動と似ている(ハリーとロンは同調しなかったが)といえば似ている。しかしその運動は「戦略的撤退を余儀なくされ」、二人は下手をしたら退校処分であったが、アルバス・ダンブルドアを思わせる当時の士官学校の名校長シドニー・シトレ(彼の時代は士官学校でも五指に入るほどいい時代だったといい、体罰を戒めた)は、戦史研究科廃止に伴ってバラバラになる研究科の蔵書がどこに行くか記すという仕事を処罰として与えるという粋な計らいをする。
  
 ラップ少佐は「アスターテ星域の会戦」で参謀として参戦し、上官の無能を「下らない軍事ロマンチシズムに毒されて部下を道ずれにするか!」と激昂するものの、降伏勧告を受け入れなかったムーア中将とともに戦死する。音楽学校の教師になっていたジェシカは自宅でムーンライト・ソナタを弾いていたが、ピアノの上のラップと移った写真立てが落ち、ガラスが割れてしまうのだった・・・その後彼女は反戦活動家となり当選するが、軍部によるクーデターで虐殺されてしまうのだった。ヤンはその報を聞いた時サングラスを押し上げただけだったが・・・

 さて、ハリー・ポッターにおけるロンとハーマイオニーは死ぬのだろうか?amazonで第5巻、第6巻のレビューを見ると誰が死んでしまうかちょっとわかってしまったが、ローリング氏は最終巻で2人死ぬがそれはロンとハーマイオニーではないといってるらしい。私は別に切なさを最高潮に、お涙頂戴にもっていってくれるなら誰が死んでもかまわないのだが、あの三人はやはり生き残るようだ。ヴォルデモートを倒して凱旋して終わり?
 5巻はハリーがイライラしまくっているらしいので痛々しそうだが、6巻はそれを乗り越え落ち着いているらしい。しかし、子供向けっぽくない、暗く憂鬱な雰囲気があるとのことでこの手の雰囲気(音楽でいえば短調?)が好きな私は楽しみだ。
 
 ともあれハリー・ポッターはまだ未完成なので完結してからトータルで評価すべきなのだろう。銀河英雄伝説の著者の田中芳樹も「これで銀河英雄伝説もようやく小説になれました。これまでは小○でしたから。これで悪いなら悪いなりにトータルで評価していただけます」と書いてるし。
 ・・・って田中よ、「アルスラーン」、「七都市物語」、「タイタニア」他、最終巻でてから何年たってると思うんだ?さっさと続刊出せよ!ヤンとジェシカとラップの士官学校時代の話も外伝として出すって言ってたろー。出してください。「創竜伝」なんて現代日本論評本と趣味の中国史物ばかりコンスタントにださなくていいので・・・。これこそが「銀河英雄伝説」を最高傑作とみなし、以降の田中を腐敗した、職業作家失格とみなす(私もそう)最大の要因なのになー。何千となく同じ意見が本人のとどいているはずだが本人どう思っているんだろう?ローリングはハリー・ポッター終わったらそれを超える傑作書けるかだろうか?書くかな?
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  1. 2006/06/02(金) 00:15:41|
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